数学が上手になる子とは…?

高校入試もいよいよ、来週に差し迫ってきました。
なんだか変な天候で、体調も崩しやすい時期です。
珍しく今年の秋田県南は雪も積もらず、過ごしやすかったのですが、いつもの感じに戻りました、、、。

受験生の皆さん、睡眠をしっかりとり、免疫力を上げ、体調管理万全に入試まで過ごすようにしましょう。

さて、今日のお話しは「数学の苦手な人に、まずは何をすればよいか?」というお話しです。通塾しているお子さんで「数学が苦手」というお子さん方が多いですが、その後、伸びるお子さんも沢山いるので、そのようなお子さんがどのようなことをしているか、少しお話ししてみようと思います。

①計算式を下におろして行く形で、イコールを続けて書いて計算できる!

計算を行うときに、「途中過程を書くと時間がかかるので、頭で考えて答えを出す」という子がおります。また、そこまでいかなくても「途中計算式を書かずに端折る子」「いろんなところに計算がちらばって書いている子」がおります。
これをしっかり

「下におろす形でイコール書いて計算!!」に直せる子は伸びます。

計算過程を「書く」ことは、「数」を「頭の中に留める」ことを減らし、脳の「計算処理」の方に力を注ぐことができます。
逆に、頭の中だけで計算を行うとケアレスミスもしやすくなりますし、整理されて書かれていない事もケアレスミスを引き起こす原因です。

ですので、「丁寧にイコールを下におろして書く計算」が身につくと、「正確な計算」が身につきます。この方式に慣れてくると、書くことは多くなりますが

「非常に早く、正確な計算」

が身につきます。

②パターンを身につける「繰り返し練習」ができる!

「数学ができる」ということは、まずは計算ができることが第一ですが、それができるようになれば、次は「文章題」です。 

文章問題は「方程式の立式」や「関数の演習」「図形の証明」など多岐に渡ります。塾での個別授業では、まずは文章を一緒に読み、意味のわからないところを確認、また整理して解法を順序だてて解説します。塾生も解説されると、おおよそ解き方もわかります。

ただし、その後の動きが大切です。

できるようになる子は以下のことを必ず行っております。

・一度解いた解法をヒント無しに、同じ解答を作成できる。※繰り返し行い「型(パターン)」を身につける。
     ↓
・類題や数値を代えた問題を力試しで行う。
     ↓
・答え合わせをして、駄目ならば再度解きなおし、大丈夫でも時間を置いてトレーニング的に繰り返す。
     ↓
  パターン習得!!

このように、繰り返し行う事で

「パターンを沢山覚える」+「スピードアップ」のができる!!
         ↓
一個一個のパターンの「アウトプット」が上手になる!
         ↓
出し入れが早くできるパターンが増える!
         ↓
「アウトプットが早くできるパターン」を沢山覚えているので、初見の問題でも色々なパターンと結びつけて考えられる「実践力」がつく!!

また、この練習では話題の『非認知能力』の「自制心」「やり遂げる力」を鍛えられます。※非認知能力に関しても後日書こうと思ってます。

③解法過程をキチンと書くことができる!!

中学生の証明問題や高校生の数学解法で言えることですが、解答を説明しながら解法過程を書く問題が多々あります。このような内容の問題を

「数値・式のみで答えようとする子」

は伸びが悪いです。

結局のところ「数や式」だけ書いても論理的な部分は頭に入らず、、、よってパターンが身につかず、、、実際のテストで、少し変形された出題をされただけで全く答えられない、、、という悪循環が起こります。

丁寧に説明を書きながら解答を「書く」

ということは、「説明する」という能力が鍛えられるほか、頭の中にも「解法の意味」が残りやすくなります。
①・②でも述べましたが「面倒くさがって解法過程を端折る」「途中過程を書くことが無駄なものと思っている」「答えだけ出そうとする」ことが実践・応用で問題を解けるか解けないかの分かれ道になっております。

「無駄のように思えること」で「意味のあること」

は沢山あります。
数学のみならず、まずは「面倒なこと」はす自らすすんでやって、その過程を体感し、身につけることが大事だな、、、と日々塾生にお話ししている今日この頃です。

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