新学期から始める、大事な勉強〈新聞意味調べのススメ〉

いよいよ、新学期が始まりました。
新しいクラス、新しい先生や友達との授業も始まり、ウキウキ気分でお過ごしかと思います。
ウキウキ気分で楽しく学校に通う事はもちろん大事ですが、年度初めからの積み重ねは、後半の追い込みをするときに大きく差をつけます。
そこで、ひとつおススメしたい勉強があります。
「新聞の言葉でわからないことを調べる」勉強法です。
いろんな教科にも後々影響する勉強ですので、比較的余裕のある時期からはじめるのがおススメです。
やり方は以下の通り。
①新聞のコラムなどを切り取り、ノートに貼る。
※できる限り、普段あまり気にしていないような内容を意識的に選ぶ。
②マーカーを持って、内容を読む。わからない言葉や曖昧に覚えている言葉にマーカーを引く。
③マーカーを引いた部分をノートに箇条書きし、一つ一つ意味調べをして、ノートに書く。
④意味調べ終了後、再度記事を読み直し、文章内容を捉える。
①~④を週3日以上繰り返すと、「文章をそのままの意味で捉え読む力」を身につけられます。
実際、国語・現代文テストの読解の際に、「客観的に自分の感情を入れないで、そのまま文章を読む」事がものすごく大事になります。
この勉強によって、その力をしっかりつけられますし、また新聞内容で世の中の情報・情勢をつかむ事も出来ます。
他の教科に関しても、この「読解力」が非常に役立ちます。
ここ最近は、数学の共通テストも「読解力」が無いと解けない問題が増えてきてます。
積み重ねることで安定してつけられる力なので、できる限り「早い時期から」「コツコツ積み重ね」を意識してはじめてもらえればと思います。
また上記①~④に加え、
⑤赤ペンを持って、文章内で筆者が言おうとしている事に線を引く。
⑥赤線を引いたところを自分の言葉を余り使わず、組み合わせて「要旨まとめ」をする。
⑦その「要旨」に関して、自分の立場(賛成・反対等)はっきりさせ、意見を書く。
という事を行うと、小論文対策を行う事が出来ます。
また、これによってここ最近、重要視されている「アクティブラーニング」の基礎力が身に付きます。
「アクティブラーニング」とは「主体的・対話的な深い学び」とされ、「グループディスカッション」等に、より力点が置かれる授業が増えています。
上記⑤~⑦の練習を日々行う事が出来れば、充分な知識を自分の物とし、自分の考えの元、この「アクティブラーニング」に対応できる力が付きます。
と、言うことで「早めの時期の勉強」として、「新聞の意味調べ」はおススメします。
※写真は先日のウォーキング時に取った日の出風景(今はこんなに雪は残ってません…)