秋田県公立高校入試倍率確定しましたね、、、

秋田県公立高校入試の倍率、確定しました。
ここ数年、中央地区の倍率は高いのですが、県南・県北の高校の倍率が1.0倍を切ることが多くなってきました(全体で0.87倍なので当たり前の事ですが、、、)。県南に塾校舎を弊社では数校抱えていますので、その辺りから、ちょいと思う事を綴ってみたいと思います。

県南の雄である「横手高校」は毎年定員オーバーしております。初めの倍率は16名オーバーという事で非常に良い傾向と思いました。
最終的には変更前より1人減って、15人定員オーバーでの受験となります。例年になく「競う」という状況が出来ています。

残念ながら私の母校である「大曲高校」は、ここ数年定員割れが起きています。
それよりも前から「湯沢高校」の定員割れも続いて、それに伴い国公立大合格者も右肩下がり、大曲高校も同様に最近、国公立大合格者の右肩下がりが目立ってます。

ここ数年の県南の様相は、、、まだ「横手高校」という進学校のシンボルが「競う」という状況なので、何とかギリギリ「子どもたちの進学に関する意欲」が残っている気がします。今まで県南の進学校だった3強のうち、2校が定員割れをしているので、「まだ横手高校へチャレンジして良い」という気持ちが働いているのかもしれません。

競って、残念ながら落ちてしまって横手高校以外に行く子は、逆に良い経験をして、その後、とても打たれ強く忍耐強くなることは多々あります。

ずいぶん前ですが、まだ、横手・大曲・湯沢高校が定員割れする事も無かった時期に、横手高校を落ちてしまい、若干名定員割れをしていた角館高校に進学した塾生がおりました。当時も横手高校は倍率が高く、かなり一生懸命勉強して、比較的安心して見送れるタイプの子でしたが、当日体調が悪く、落ちてしまいました。
非常に残念で、本人も親御さんも私も落胆はしたものの、その後も通塾していただいて、お世話させていただきました。高校では悪くても学年で常に5番以内で収まり、最終的には自分の行きたかった学部学科で、国立大の一般入試、みごと合格できました。

話は変わります。以前からそのような傾向がありましたが、昨今より強くなってきていることで

「失敗する事をさせない」

という風潮が強くなっている気がします。だから「無理な競い合いはしない、、、」「行ける方で良い」という流れになってしまう傾向です。
全てが、その流れが悪いと言っているわけでないですが、やはり一生懸命頑張って成功する、失敗する経験は、若ければ若いほど、どっちに転んだとしても経験したほうが、人生の勉強、良い経験になる気がします。

ですので、今回の横手高校を受験するお子さんたちは非常に良い経験ができると思っております。中央地区の進学校は倍率も軒並み高く、やはり人口が多いところはこのような意味で良い人材が育つ環境にあるんだな、、、と残念ながら思います。
もちろん、県南・県北の学校でも定員割れをしていても、点数が悪ければ不合格にもなりますので、及第点まで実力テストで及んでいなければ、一生懸命勉強する必要はあります。これも良い経験の一つです。そのような場合は、しっかり目標点を設けて入試に臨むことが成長につながります。
子どもたちに「しっかり目標をもって勉強」を促せるような教室環境を作っていきたいと思う、今日この頃です。

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